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にちにち通信No.9 木のバール(瘤)について

バール(瘤)とは、木の幹や根に生じるコブ状に成長した部分のことです。

バール(瘤)は、希少価値が高く、高値で売買されております。特に楽器やペン等小物の素材としては非常に人気が高いです。

では、なぜバールはできるのでしょうか?

木が外部刺激や内部トラブルに反応して異常成長した結果としてできます。病気というより

木が自分を守るために作り出した異常成長部位です。年輪が乱れ、繊維が複雑に絡み合い、独特の杢(もく)模様が生まれます。

木の瘤ができる主な原因

① 傷や物理的ストレス

• 伐採跡、枝折れ

• 動物のかじり、風雪

• 人為的な傷

傷口を守ろうとして細胞が過剰に増殖し、瘤になります。

② 病原菌・ウイルス・虫

• 菌類や細菌の侵入

• 昆虫の産卵・食害

正常な成長リズムが乱れ、木部組織が暴走的に増殖します。

③ 遺伝的要因

• 特定の個体が瘤を作りやすい性質を持つ

何もなくても自然に瘤が発生することがあります。

④ 環境ストレス

• 強風・積雪

• 痩せた土壌

• 急激な気候変動

木が「ここは厳しい環境だ」と判断し、防御的成長を行います。

木にとって想定外の積み重ねによって、

木の内部で秩序が壊れ、繊維が迷い、絡まり、抗い続けた結果としてバールは生まれます。

これはそのまま、人の人生と一緒だと思います。

人も「大変な時期」こそ「大きく変わる時期」と捉えて腐らずに一歩ずつ成長していけば、美しく尊い存在になっているのだなと木にまた教えて頂いた気がします。